さんみりぼうず

作れるものをつくってみる。ブログ

将棋駒の彫駒をつくってみた(初代暴頭作 板屋楓柾目彫駒)

まずはこれまでに作って来た将棋アイテムを紹介

www.sanmiribouzu.com

このときダンボール工作にハマっていて
将棋は全くやったことがないけどなんとなく
将棋盤の色がダンボールの色に似ていたので作ってみた 

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その後、駒をしまう場所と取った駒を置く場所を内部に収納できるように追加しました

  

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その後、将棋をはじめてハマり人と指す機会ができたので
ちゃんと木の駒で作ろうと思い駒は書き駒で作り盤はパイン材で作りました

カラー版 将棋駒の世界 (中公新書)

カラー版 将棋駒の世界 (中公新書)

 

やっぱりもっと駒にこだわりたいということでこの本を読んで彫り駒を作ってみようと思いました。
将棋駒は主に上から書くだけの「書き駒」
文字を彫って漆を塗る「彫り駒」
彫った所に漆ととの粉を混ぜたパテで埋めて平らに削る「彫り埋め駒」
彫り埋めした後に上からさらに漆を盛る「盛り上げ駒」の4つ
今回は「彫り駒」を作りたいと思います。

 

駒のボディーとなる駒木地も自分で作りたいと思いましたが
道具がないので今回は書き駒のときと同じくねこまどさんのこちらを使います

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送料込みで2000円くらいです
この価格で駒木地を売っている所は他にないと思います
一体どこでつくっているのか?原価はいくらなんだろうか?
とにかく安く駒木地を売ってくれるねこまどさん素晴らしいです


駒木地に使われるのは主に黄楊(ツゲ)
黄楊の中にも種類があり国産だと伊豆御蔵島産の島黄楊、薩摩黄楊
輸入材ならシャム黄楊、中国黄楊
さらに黄楊のなかでも木の取り方で見た目が変化する
虎に似たの模様が出る「虎斑」
さらに強く虎に似たの模様が出る「虎杢」
キラキラ輝いてみえる「銀目」
根っこの部分の「根杢」アテの部分の「赤柾」
枝分かれする「孔雀杢」「稲妻杢」
やっぱり杢が出てるのはかっこいい

僕はむかしギターを作る専門学校を卒業したのですが
そのときも杢がでている材は人気で鳥の目のようにみえる
バーズアイメイプルとか高くて人気だったな

 

さてでは作っていきます
一回全体の流れを押さえておきます

1、駒木地に下書きする
2、印刀で彫る
3、薄めたボンドを縫って目止め
4、工芸うるしをぬる
5、紙やすりで研磨する

通常は字母紙というフォントを印刷した紙を貼って
その通りに印刀で彫っていきますが手書き文字の味が好きなので
今回は字母紙をつかわず直接、鉛筆で下書きしていきます。
これなら同じ文字を書いてもまったく同じにかけないので微妙に違う感じが出て
手作り感とチープな感じがでていい感じになります

 

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まずはねこまどさんから届いた駒を仕分けします

「王将/玉将」サイズ(幅28mm 高さ31mm)2枚
「飛車/角行」サイズ(幅26mm 高さ29mm)4枚
「金将/銀将」サイズ(幅25.5mm 高さ28mm)8枚
「桂馬」サイズ(幅23.5mm 高さ27.5mm)4枚
「香車」サイズ(幅22mm 高さ27mm)4枚
「歩兵」サイズ(幅21mm 高さ26mm)18枚

 

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鉛筆による下書きが完成しました
いよいよ彫って行こうと思いきやこのままでは彫れません
彫り台という駒を固定する物が必要です

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ねこまどさんにも売っていますが作れそうなので作ってみましょう

f:id:sanmiri:20191005112504j:plain転がっていた角棒をカット

f:id:sanmiri:20191005112508j:plainさらに半分にカット

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f:id:sanmiri:20191005112515j:plainたぶんこんな感じ

f:id:sanmiri:20191005112519j:plainノミと玄能でカンカン

f:id:sanmiri:20191005112522j:plainこんな感じ

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丸い木を下につけて上からネジで固定します

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ダイソーのアイスの棒を突っ込んで固定
下の方が斜めより平のほうがよくないか?

f:id:sanmiri:20191005112855j:plainカットしました

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とりあえずこれで行ってみよう

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おーいけるいける

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ちなみに今回は将棋駒用の印刀は買わずに
もともと持っていた中学校で使うような彫刻刀で挑戦していきます

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切れ味悪いけどなんとかいけた
砥石で研げばよくなるらしいが今回はこれで最後まで行ってみます

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「歩」と「と」まで完成

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「角」らく!

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「飛車」むず!

f:id:sanmiri:20191005113511j:plain「飛車」むずいと思ってたら

f:id:sanmiri:20191005113555j:plain「龍」もっとむず!

f:id:sanmiri:20191005113633j:plain「銀」好き!

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「全」ってなに?

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なんてかいてあるかわかりません!

f:id:sanmiri:20191005113840j:plain「桂馬」の動き方オシャレ!

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なんてかいてあるかわかりません!

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やっと全部彫り完了!
結構もう指痛い!

f:id:sanmiri:20191005114204j:plainボンド薄めて目止めします

f:id:sanmiri:20191005114207j:plain水を少し入れたけど正しい濃度がわからない
たぶん1:1くらいで水とボンドをいれました

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ちなみにこれは目止めしないで工芸うるしを入れると色が滲んじゃいます!
必ず目止めはした方がいいです

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工芸うるしを塗っていきます

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プロ仕様は裏も黒で赤はないみたいですが
僕は裏が赤い方がわかりやすく好きなので赤にします
乾燥は4時間らしいです。

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1日たちました
紙やすり#240で磨いていきます

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いい感じ
このあと#400→#800→オイルフィニッシュ(椿油)しました

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なぜ椿油かと言えばいつも坊主にするバリカン用を持っていたからです

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全然ツヤがでません
オイルを塗ったらツヤっとなるのかと勘違いしていました

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ツヤを出すにはもっと番手をあげてやする必要があるみたい
追加で#1200→#2000までやりました

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f:id:sanmiri:20191005115624j:plain#800フィニッシュよりはツヤがでました
しかし黄楊ほどのツヤ感はでないな
黄楊ではなくイタヤカエデだからなのかな?

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わかりずらいですがうまく光を当てるとツヤっと感は少しでます
今回は#2000で終了にしました
しらべたら油をつけない人の方が多かったので油はもうつけませんでした
気になっているのは最後に瀬戸玉磨きをするとツヤがでるというのがあったので
次回やってみたいなと思っています

次は前に作った書き駒をまっさらにして彫り駒をやってみたいと思います
今回は工芸うるしという水性ウレタン塗料をつかったんですが次回は合成うるしを使ってみようかと思います
印刀も今の彫刻刀を研いで使ってみたいのと専用の印刀を買ってみて
削り心地を比べてみたいと思います

最後に今回使った道具をまとめときます

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ボンド 木工用 50g(ボトル) #10122

ボンド 木工用 50g(ボトル) #10122

 
黒ばら本舗 刃物用椿油 小 100ml SN-2

黒ばら本舗 刃物用椿油 小 100ml SN-2